いもいもなにいも

おいものなんでもない日

赤いストローは意外と売ってない

 

・人に話しかけようとしているときの仕草というのは、けっこうみんな似通っている。

私は店員なので話しかけられる側の人間なんだけれど、お客様のちらほらいる部分を歩くとき、どうしてもポケモンの○○ばんどうろを思い浮かべてしまう。やったことない人には全く伝わらない例えだけど。目の前を通っても反応しないNPCと、すかさず「!」とポップアップしてこちらへ詰め寄り何事かを訴えてくる(そしてバトルになる)トレーナー。そして特に回避するすべはない。経験値はもらえないし、レベルも別にあがらない。

現実はコマンドバトルではないので、モヤッとして終わることの方が圧倒的に多い。

 

・「こんなのあったらいいな」で店員を呼ばないでほしい。それはどちらかといえばメーカーの仕事で、そもそもあるかどうかわからないならまずそのお手元の端末で検索をしてみてくれ。いやググり方がわかんないから聞いてくるんだろうけど、わからないものをわからないまま投げられてもそれはちょっと無茶というものだ。

最近でいうと「子供用の……ペンで書くんだけどほんとのペンじゃなくて……シャーって消せるやつ…」と「人形を飾るときにさあ!使う紙!!包むんじゃなくて!!」が二大困惑クエスチョンだった。ちなみにシャーって消せるやつのほうはその場ですぐ正解がわかった、我ながら読解力と傾聴力が素晴らしいなと思った(ガチのおもちゃなので弊社にはお取り扱いがない)。そして人形を(略)紙については色々調べたりベテランさんにきいてみたけど全くわからない。梱包系ではないらしい。わからなすぎてフツーにこわい。

 

・めちゃめちゃ感じのいいお客様もたくさんいる。幸あれと思う。「またお越しください」に力がこもる。

 

・余はこの世のすべてが気に入らないぞ!!!なにがなんでも!!!!ゆるさんぞ!!!!……といわんばかりに店内で全身全霊泣き叫ぶ赤子は割と毎日いるので世の親御さんたちはそんなに恐縮しなくてもいいんですよと思う。それどころか、いつか見知らぬ赤子同士のフルパワー号泣バトルでも始まらないかなと密かにワクワクしている。全員でオロオロしようぜ。インカムで応援呼ぶから。

 

・紫陽花の葉があちこちでむくむく伸びていてこれからの季節が楽しみ。

春は昼間に花を愛でている余裕がなかったので、夏はちゃんと景色を楽しもうと思う。これは抱負です。

 

NASAライブカメラ眺めて今夜もなんとなく入眠します。何度も言っているけどこれはたいへんおすすめ。地球、水たっぷたぷじゃん……と思うといろんなことどうでもよくなる。水の星のかわいた部分で生活し、我が物顔でいるおかしな生物、人間。

 

シーラカンスに会いたい。