いもいもなにいも

おいものなんでもない日

わさびは茎に近いほうが美味しいらしい

 

・一泊二日で伊豆を走り回ってきました。チャリで合計約40km。2日目の10kmは電動自転車だったので正直楽勝でしたが、初日の30kmはママチャリギアなし睡眠不足とすばらしいコンディションだったのでアドレナリンだけで乗りきった感じがあります。おしりが痛いです。

出発前から同行者が「レンタサイクルで50km走るぞ」とか言っててこれだから元運動部怖いわ〜〜元吹奏楽部ユーレイ部員のち退部には無茶ですって〜〜冗談やめてくださいよ〜〜、と思っていたのですが、なんか、いけちゃった。

 

・かれこれ数年、エリートとの旅行のたびにこの「なんかいけちゃった」を繰り返しているわけですが、とにかく限られた時間により多く目的を達成したいエリートと、やりたいことはやったらええやんという私の性分が重なってこういう高密度アドベンチャーになるのである。

エリートは本当に無謀なことは言わない(スパルタではあるがペースメイクは徹底)し、私のほうが普通に虚弱なのでコンディション的に無理と思ったら即自己申告する(例:「あと3キロほどならいけると思いますが坂が急ならその限りではない。」)というのをお互いわかっているので別に衝突することも、どちらかがイヤイヤ付き合うみたいなことも(おそらく)ない。……というのを今回振り返って分析してみました(※飲酒後ホテルまでの夜道を2キロほど歩きながら)が、しらふになってみたら要は「HP残り1でも勝ちは勝ち」という思考が同じなだけでまあまあの脳筋やんけと思いました。びっくり箱の中身をつないで綿密に練られたギリギリの計画をその場の体力と気力でブン回しているわけです。

お互いだけが「この人間となら可能である」と知っている冒険をするのは、なかなかどうして爽快だ。

 

・あとなんか深海魚ガチャ全8種単発シーラカンス一個狙いで当てちゃったり、伊豆箱根鉄道のハートのつり革をそんなに珍しいものとは知らず普通に「なんかあったよ〜」と報告したり、かなり降ってわいたラッキーの多い旅でしたね。アンラッキーもかなりの確率で引き当てるけどときどきこうやってバランスとってる感じがありますね。ラッキー多めでお願いしたいものですけれども。

 

・きれいな水のある景色が好きなので修善寺ちかくの旭の滝はとっても良かった。緑はみずみずしく揺れ水はしぶきをあげつつうつくしく落ち、石は静かに苔むしており、夏がきらめいているなあと思った。心底帰りたくないなあと思った………その3時間後には帰宅しました。無情。

 

・あんまり快適だったのですっかり電動自転車が欲しくなってしまった。いまお金があんまりなくてよかった。あったら買ってた。

 

・いっぱい楽しいことがありすぎて&噛みしめる体力が足りなくてまだハイライトしか辿れてない段階なので、ぼちぼち思い出してしんどい時の励みにしたい。

 

・「あれは平成最後の夏だった……」からはじまる回想シーンのストックがいくつかできて満足。