いもいもなにいも

おいものなんでもない日

親知らず/ピアス/梅雨

 

・いつのまにか親知らずを抜くことになっていた。前歯が欠けておそるおそる歯科にかかり、「これはそのままでも大丈夫ですよ、それより親知らず4本もありますね〜上の歯は簡単に抜けるから抜いちゃいましょうか」と言われたのは覚えているが、そのとき私は仰向けになり目隠しのタオルを乗せられ口をこじ開けられていたのでなんの返事もできなかったはずなのだが、今日二度目の歯石除去(せっかくだし近いのでお願いした)に行ったらそういうことになっていた。

正直今までのらりくらり抜かずにきたのでこのままいけるかなーなどと思っていたんだけれど。まあたしかに、限界まで疲れた時に4本の親知らずのうちのどれかが痛みだすふざけた機能も付いていたことだし、潮時なのかもしれない。

ちなみに今日は、左上の親知らずのあたりが痛い。限界じゃん。

 

・歯の話ばっかりで恐縮ですがマジでトピックがない。aikoのニューアルバムへの愛を滔々と語るのもアリだと思うけど相当な体力が必要。愛はつねに全力なので。

 

・最近、会う女子会う女子が耳にかわいい何かしらをつけていていいなーと思う。でもイヤリングは失くすし、頭が痛くなるし、ピアスは開けてない。

aikoのニューアルバム収録曲に「4番目のピアス」というワードがとても印象的に出てきたので、(4番目どころかひとつもピアスをしたことのない自分にこの歌詞を深く理解することはできぬのではないか……それはとてももったいないことなのではないか………)とちょっと真面目にピアスデビューを考えてしまった。あたまがおかしい。そんなこと言い出したら恋人と背丈が変わらない人は「カブトムシ」を聴けないではないか。

そして私は、なんらかの規定があるとか、食事の時に邪魔だとか、そういう状況でない限り髪を耳にかけない。フェイスラインがどうの以前に、髪が耳にかかっているあの感覚が嫌いだ。インカムのフックも正直勘弁してほしい………話を戻すと、つまり、ピアスやイヤリングは、あんまり意味をなさない。ので、穴は開けない。

私に、「4番目のピアスを失くす日」は訪れない。

想像するしかないそのやるせなさとか、切なさとか、取るに足らなさが、かえって愛おしいなあと思ってその曲を聴いている。

どの曲の話かは是非アルバムを聴いて確かめてくださいね!などと布教をさしはさむ!

 

・早くも夏バテの兆し。というより毎年毎年誕生日の直前はこんな感じだ。日付だけ見ると夏の明るいイメージを持たれがちだが、7月のド頭ってただの梅雨だ。湿気と寒暖差と気圧変動のバーゲンセール開催中にツルッと生まれた雨女わたくし。光の要素が微塵もない。

心も体も何も変わらないのに年齢だけがひとつ動くという仕組みがむちゃくちゃでいいと思うので誕生日というイベントは好きです。そしてすきあらば人におめでとうと言わせるのである。

祝福はなんであれうれしい。たとえ天気が土砂降りでも。