耳をごりごり揉むと頭痛がちょっとマシになる。こんなところにも血がめぐっているんだな。
リアリティのない現実にじわじわと打ちのめされたり、職場の飲み会で冷え切ってゆくフライドポテトに気付きながらえらい人や声のでかい人やスベり倒す後輩のなんにも面白くない話をさも面白がってるかのようにして聞き流すことしかできなかったり、………。
とにかく心がヨボヨボになったのでサンボマスターとやくしまるえつこを交互に聴いている。
甘いものとしょっぱいものの食べ合わせみたいなものである。どうせ満たされないがある程度気は済む。
ベッタベタだけどサンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」大好きです。年齢ヒトケタの頃、翌日友達と話題にするために(しかしそれなりに楽しんで)見ていたバラエティやドラマのエンディングを眺めるあの寂しさと謎の安心感を思い出す。人生はまだそこまでしんどくなかった。起こるトラブルは精々が反抗期真っ只中の姉がブチ切れて殴った部屋の壁にでかい穴があいたとか、おおむねその程度だったなあ……少なくはなかったけど……
あの穴はまだある。のちに私の部屋になり、今は両親の物置兼来客の寝室となっているあの部屋の壁に。
見るたびになんとなくげんなりする。
必死で生きてるあいだにうっかり昇進してしまったのでホームプラネタリウムの原板を新たに注文した。しちめんどくさい本部研修をやり過ごしてきた日の夜には届くはずだ。
贈り主に「ただの絵じゃん」と身もふたもないことを言われたのを思い出すと笑ってしまうけど、それでもきれいなものはきれいだ。それに、どうせそこにある穴のぶんしか見えないのだからわざわざもっとよく見ようと目を凝らさなくてもいい。天気にも気候にも左右されない。何を見逃すこともない。
しょっちゅうこれのこと書いてるな。でもほんとにいいんだぞ……あといまこれくらいしか癒しがないに等しい。
あ、朝ドラは毎日すごく面白いし続きが気になるので日曜以外は比較的起きるのが億劫でない。すごい。登場人物みんな生きて幸せになってほしい。毒親描写はウッてなることも多いけどちゃんと飲み込める味付けにしてあるし、役者さんと脚本演出の技がすごい。
まだ追いつけるよ!みてください!!(布教下手)
昼間はぽかぽかしていて春みたいだったけど、昼過ぎからベランダに干した洗濯物は日没時に取り込んだらあんまり乾いてなかった。日にあたる時間が短すぎたみたいだ。日陰はひんやりしている。やっぱり冬が近いんだなあ。
あんなに暑かったのに、もう半袖では眠れない。