いもいもなにいも

おいものなんでもない日

ピンクの花束

 

大好きな先輩の結婚式から一週間経った。

学生時代思いつきでオーストラリアに行ったときも、ひとりで行くのもなんだかなと思ってダメ元で声をかけてみたら快くついてきてくれた先輩。おおらかで明るく、愛らしい先輩。

私にとって学生時代のバイトでできた先輩がたの存在というのは何ものにも代え難いもので、未だに親交があるのが奇跡のように思える。

あの人たちがいるあの場所があったから、ギリギリのところで踏みとどまって人間として生きてこられたんだなあと本気で思っている。

そんな先輩の結婚式。どこへなりとも駆けつけるつもりでいたし、実際そうできて良かった。

大人になるにつれて感激屋になりつつあるので挙式の時点でボロ泣きしそうになってヤバかったが、なんとか我慢した。披露宴も何度か危ない場面があったが、こちらも我慢した。

ひさびさに会った、誰よりもきれいなお姫様のような先輩は、よく知っているピカピカの笑顔で開口一番「結婚したよ〜!」と言った。知ってる知ってる。幸せそうで本当によかった。

私はこの人のこういうところが本当に好きだなー、と思い出して胸がいっぱいだったし、これからもこの人の"過去の後輩"に成り下がらないようにがんばろうと思った。

気を許した相手に対する忠義の誓い方がマジで犬。

 

ブーケトスのブーケをいただいてしまったのでジンクスに少しだけ後ろ髪を引かれる気はするけど、親への手紙とか書きたくない(書けと言われれば書けるが罪悪感と自己嫌悪で死にたくなるので避けたい)し、そもそも誓い合うパートナーがいねえ。

岩手から東京までの長旅と連日の暑さでもうだいぶさよならしたけど、あと少しだけ残ったお花を小さな瓶に生けて飾っている。

夢じゃなかった証だ。

 

いろいろ棚に上げて、ウォークマンをいじりながら自分の結婚披露宴で流したい曲を考えるのは我ながら闇が深いが楽しい遊びだ。

いまのところ、aikoはサラッとした怨念が多すぎてあんまり候補に入れられない。

 

 

しかし棚卸しからのこれはさすがにちょっと体にきている。

久しぶりの幼なじみとLINEでゆっくり喋ってほぐれたことだし、ゆっくり昼寝でもしよう。

 

プラネタリウムのある町に住んでみたい。