いもいもなにいも

おいものなんでもない日

夜が明けたら

・この土日、5時間ずつくらいしか縦になっていない。平日がなんか毎日微妙なはずれくじの重なりで意味わからんくらい慌ただしく、睡眠時間の確保を優先した結果、毎日夕飯を抜く羽目になった(もともと自律神経と胃がアレだったので、ここに重ねて消化しきれないまま寝るとおしまいだから)。その糸が切れたんだろう。土日のうちにやろうとしていたことは、必須タスクしかこなせなかった。熱くらい出すかなと思ってはいたから上出来だ。微熱は出ました。

 

・あすから三日間リフレッシュ休暇をぶちこんだ強気連休を錬成してあり、あすから二日間、両親を連れて秋の盛りの京都に行ってきます。正気ではとてもできないプランニング。それもこのわたしが、この、わたしがだ。あの両親を連れて、だ。天地がひっくり返ったのか?しかしこれは8月くらいから計画していたので、つまり少なくともその期間ずっと狂っているというわけです。狂ってでもいなければとうていここまで来れなかった。挫けている暇は、あんまりなかった。友達が私が疲れないよう気遣ってあちこち連れ出してくれたおかげで、そのままだと冗談じゃなく動けなくなりそうなほどずたずたになった自尊心もただの濡れ鼠くらいにはなったが、そこからうまく乾けないまま季節もふたつ超えてしまった。夏は、あんなに長い夏だったのに。

 

・激混みだろうとか彼らの機嫌をお手玉しながら方向音痴をGoogleマップで矯正してアテンドやりきれんのかよとかまあ心配ごとは潰し切れないが、今のわたしと彼らなら、ただ大失敗だったということにはならないだろう。各日みどころ1つと食事1つは確保してあるし。実際、前日である今日も嫌すぎて泣くとかいうことはしなくて済んでいる。むしろ、驚くべきことに、楽しみだ。私たちはあそこから9年経った。数カ月のうちではまさかそんなふうに変われるわけないとしか思えないところまで、時が経てば行けることもある。これはいまの私にとって、何よりもの希望だ。そしてまたひとつ呪いを解けたらいい。どんなにささやかでも。

 

・来月仕事でちょっとデカめのハードルがふたつ設定されてしまったので、そこをどうにか超えれるように、ここでしっかり力を蓄えておかなければ。クリスマスの頃には少し安心できているかなあ。わからない。こういうとき、ちゃんと理屈を確保した上で、だからお前は大丈夫だよと当たり前に背中を叩いてくれた人は、気軽そうに聞こえるその言葉を臆病な私がまるごと信じてしまえた不思議な人は、もういない。だから今までよりもしっかり自分で自分を安心させてやらなければならない。ていうか、少女の頃はこういうのはちゃめちゃ大得意だっただろ。今できないわけがない。私は絶対大丈夫。虚勢でもいい。自分ごと騙して、厄介ばかり引き寄せるこの笑顔で全部勝ち取ればいい。

 

・こんなにじたばたしても全然前に泳いでいけないから、受け入れてこの場所で他にやれることをやってもう少し時間が過ぎるのを待とうと思う。食べたいと心から思えないケーキを無理矢理手に入れても、きっと美味しく食べきれない。そんなふうにしたいわけじゃない。

 

・車内販売が終わってしまった代わりに自販機で例のアイスやコーヒーが買えるらしい。早朝からアフォガードキメちゃおっかな。いくらなんでも甘党すぎる娘だと、両親に驚愕されながら。