いもいもなにいも

おいものなんでもない日

色とりどりの星

 

・夢見がめちゃくちゃ悪かった。仕事がめちゃくちゃ立て込んでいるのとプライベートも棚上げしている問題ばかりでぬあーっとなったまま寝たせいだと思う。現実には起こり得ないけど絶対に見たくない景色、みたいのを凝縮したような夢だった。うなされて目覚めた勢いで予定より少し早く起きることにした。今日はエリートの推しユニット(私もふつうにファン)のライブに同行させてもらうために休みをとっていたので、気持ちの切り替えがスムーズだった。仕事の日だとこうはいかない。

 

・新宿で落ち合って食事をしたあと、散歩狂いの私の希望に沿い、御茶ノ水から東京ドームまで歩く。向かうところが同じっぽい集団、ありていに言って"オタク"、がいっぱいいた。道に迷わなくて助かる。キャラグッズを身につけてなくても滲み出るアレはなんなのだろうか。普段行くaikoのライブとはやはり層が違うが、どちらも推しに命をかけすぎているひとはちょっと鬼気迫るものがあるなあ。

実物を見るというのは、ものすごいエネルギーをもらえることだ。だからこそ、ここぞとばかりにああなってしまうのもまあ、気持ちはわか………わからないけど…………そういう文化があるのはわかる……。なんにせよみんな表情が輝いているのはすばらしい。私たちも、関係ない話をしながら(エリートは前日も行っているので、あんまり言及されるとネタバレになるから)それぞれわくわくしていた。

 

・ものすごいステージだった。aikoしか比較対象のない人生なのでうまく言えないけど、人数が多くて、衣装がきらびやかで、セットがすごくて、ダンスも映像演出もすごい、みたいなライブだとこういう見せ方になるんだなー!と思った。オタク棒の振り方がいつもわからなくて指揮棒あるいはメトロノームみたいになってしまう。ちゃんと楽しんでるけど、たぶんああいうコールに向いてない。周りのコールはすげえなあと思って楽しんでいますよ。

作品名とか伏せて書くつもりなので全然言いたいこと言えないな……。伏せる理由は「他人の神に言及するのは気がひける」という一点だけですが。いや私だって大好きだけど私の神はaikoだし、そこはその、けじめ的な。自分の中の。

 

話がそれた。で、終盤のMCで、私の推し(と言って差し支えないかはわからない…)であるひとりが、

「(本格始動前、先輩たちのライブを観に来て)こんな大きな会場なんて、私たちには無理だって思ってた」

「でも今、ここに立っている」

と言っていて、胸がいっぱいになってしまった。単に「諦めずに夢を叶えた」ということよりも大きなスケールの話をしていると思った。人生ってほんとに、ほんとにそうだ……って万年厄年みたいな24歳女性は泣きそうになってしまった。彼女たちのような、ものすごい努力をして、ものすごいエネルギーを持っていて、それを発揮し続けているひとたちにとってさえ、そうなのだ。

「無理だ」って思ったときは、このステージは本当に遠い場所だったんだろう。でも彼女たちはそこで、会場いっぱいの歓声を浴びて、キラキラしていた。4時間以上に及ぶライブで軽い貧血だか酸欠っぽくなっている頭で、(希望………)と思った。

いつかの想像通りになっている未来なんてひとつもないんだよな。豪速で向かってくる巨石もあれば、死にそうになりながら泳いでたらいつのまにか引っ掛けていた宝石もある。

 

・というわけでライブ楽しかった!休日楽しかった!自分もオタクなのにオタクの集団ちょっと怖いのふしぎ!みんな輝いてた!という1日でしたとさ。

いや〜すごい。開演前に人数を目の当たりにして(これわたし酸欠になるな)と大声だすの控えてたのにふつうにちょっと具合悪くなりましたね。そりゃみんなアツくなるよ、展開がよすぎたもん……。

 

・あと10日でおのれの神に会えるし、今から整えておかねば。神は我々に会うためにいろんな奇跡を起こしてきてくれているのだ……(??)

 

・単なる日記でした。情報量が多くて消化が追いつかないぶんを書いた。何がどうなるかわかんないけど、私もいろいろがんばろう。