いもいもなにいも

おいものなんでもない日

キャンドルは立てない

7月2日に27歳になる。

誕生日そのものは気に入っているし、お祝いしてもらうのは何歳になっても嬉しい。だが誕生日前は毎年何かしら鬱屈としている。単に梅雨真っ只中であるのと、それゆえに自分も他人も心身ともにぶれやすいのと、そういうものが組み合わさってとにかくパッとしない。

今年も例に漏れず、体調は低空飛行、仕事も進みがグズグズで、バグった精神のおかげで飛び降りなくていい崖から飛び降りるような事態に陥ったり、それで眠れなくなったりした。思春期か。

 

さらにこの一年半の密度が薄すぎて自分の年齢がわからなくなり、昨日はナチュラルに「28歳になるんだな〜」と思っていた。推しが自称28歳(10年目)なのでそれに思考が引っ張られていたと思われる。私も来年から一生28歳として生きようかな。さっさと40代半ばくらいになっていらんお節介とかから解放されたい気持ちもある。30代に近づくことより、"アラサー"という概念で過度にいじられたり自虐したりすることの方がアホらしくてうんざりする。そろそろダサいと思う。いまの中高生が20代半ばを過ぎる頃には、死語になっていたらいいなと思う。かつての「女はクリスマスケーキ」みたいなクソダサ概念みたいに。

 

たしかに、自分が想像していたような26歳ではなかったし、想像していたような27歳にもならないのだろうと思う。サザエさんは歳下だし、みさえはもうしんのすけを産んで3年くらい経っている。私はまだマンションポエムでけらけら笑っている。家を買ったり所帯を持ったりする同期たちもいる。姉がその辺のたいていのステレオタイプをやっているので親戚に「次は」と言われることもあるし、体の機能の衰えや限界を思って、選択肢が狭まっていくように感じて悩む日もあるけれど、まあ、それぞれの人生だし、そういう時代だ。

未来への悩みが尽きる頃を余生と呼ぶのならたぶんわたしには一生こないだろうが、単にボーナスステージという意味合いならば、私にとって二十歳以降はずっとそうだ。

20〜30代の女である限りもうしばらく外野はやいやいうるさいだろうが、それはそれとして誕生日はめでたいものでありたい。今年は出社日かつちょっとめんどくさい外部交流会の頭数に入れられてしまっているが、帰り道に小さなケーキを買うのを楽しみにしている。冒頭に書いたゴタゴタのおかげで、気持ちはもうしばらくブルーのフィルターがかかったままだろうし。

 

というわけで(?)、噂に聞きしほしい物リストをつくりました。

 

(※7/3 0時追記:誕生日終了につき非公開にしました。マジで贈ってくれたひとが何人かいてびっくりした。サンタさんきた朝くらい嬉しいです。ありがとうございました)

 

きのう、実家からの(相変わらずデリカシーの配分がおかしな)連絡を受けていろんな感情で気が狂った勢いで「たすけてくれ」という思いで作ったリスト…に、さっき長風呂中ウィンドウショッピング気分で多少付け加えたものです。全部前フリみたいだな?そういうわけではないです。

とりあえず誕生日いっぱいまで公開しようと思いますので、ものすごく奇特な方がいらっしゃったらなにとぞ、何とは言いませんがなにとぞ。

私が連絡先を知っている方で、メッセージ等にご自身の誕生日等をご記入いただければギブに対してテイクが可能かと思います。ギフトの贈り合いが好きなんだ私は。前職はクソ環境でも3年近くそれで保ってたようなもんです。ということでよろしくお願いいたします。ふつうにメッセージのみでもお待ちしております。生存を称え合いましょう。

 

自分の誕生日がくるとちょうど一年の折り返しになるところがいちばん気に入っています。2021年あと半分、巻き返していきたいですね。ワクチンの接種券まだかなあ。