スノードームになり損ねたら

・年末から続いている仕事増量期間が延長に延長を重ね、ついにミーティングで「◯月は少しマシになるかと思います」みたいな気休めもアナウンスされなくなった。残業時間の少ない方から、ということで優先的に件数を詰められている私ですら、今月は30時間をもう超える。いろいろ工夫して工数を減らしたりしているのでこのくらいで済むが、件数のみで見るとまあまあえぐい。全面在宅の甲斐あってか(さらに、元々生真面目な人が多いのも手伝ってか)部署内の感染者はまだいないのが救いだが、時短のベテランさんのお子様が通う保育園が休園になったり、外注先のスケジュールが急に崩れたりと、ドミノ倒し的に影響は及んでいる。

もともと崩壊しきった職場から移ってきたので、このくらいはかなりよく保っているほうだと思っているが、ここからあと2人ほどイレギュラーが起きると、転がる石のように、だとも思う。そもそも、よくできた職場ゆえこういう仕事の詰まり方に慣れていない人たちなので、週を追うごとに疲労が蓄積しているのがわかる(チャットのやり取りが煩雑になってきた)。営業の人が頑張りすぎているのか、世界中が過去2年の遅れをそろそろ取り返さないとまずいと焦りはじめているのか、原因はよくわからないが、これが常態化しませんようにと願っている。逃げてきた意味がなくなりませんように。

・しばらく爪をラメ入りブルーグリーンに塗っていた。夕方、カメラオフで参加していたミーティングの途中に仕事で使う参考書の話題になって、「これですよね」と表紙を見せるためカメラをオンにしてから、仕事中の爪の色じゃなかったわと気づいた。なんにも気づかなかったフリして、用が済んだのでそのままカメラを切った。ていうかそもそもライブトレーナーで仕事してるのも映っただろうし、どうでもいいや。家でドレスコード気にしたところで売上には関係がない。でもなんとなくお風呂上がりにネイルは落とした。生爪、ぼんやりしていてよわそう。

・MOTHER/MOTHER2がSwitch onlineで配信されたので休日ごとにプレイしている。まずは最愛の2から。何度も何度もクリアして、攻略やほとんどのセリフは頭に入っているが、最後に自力でプレイしてからは5年以上経っているので(推しの実況動画は何十回と観たが)、新鮮で楽しい。初代の方は3回くらいしかクリアしていないし最後にプレイしたのもギリギリ中学生…？高校生…？とかなのでさらに楽しみ。

とか言ってたらWiiUと3DSのVC配信が時期に終わるとかいうニュースが飛び込んできて、MOTHER3をやれる媒体がマジでなくなるのでとても焦っている。(GBAカセットはまだ実家にあるが、ハードがない気がする…) とりあえずWiiUで買っておくけど、これも近いうちにプレイできなくなるそうだ。このために中古でWiiU買っといたのに……。中古だから仕方ないか。これ期にガチ移植お願いします。MOTHER3はやっててけして心地いいゲームではないし、むしろ終始陰鬱でポップでナンセンスなのだけど、プレイ後に「やらないほうがよかった」とは思わないゲームだと思います。……たぶん。「なんじゃこれ」とは思うだろうけど(そして考察を掘ることになるが、当時のファンサイトはサーバ閉鎖とかでほとんど消えている。さみしい)。

・10日前にワクチン3回目を打った。ほぼ最速だと思う。間隔が最短に更新された直後に予約したので、裏技っぽくなってしまった。最初は前回までと同じく微熱で余裕ぶっこいていたが、20時間過ぎたくらいから38度超えが断続的に続いた(接種丸2日後くらいまで)。熱出しながら増量中の仕事(多部署フォロー含む)するの普通にパンクして泣きそうになったからもうしたくないです。4回目があるとしたら3日以上のがっつり連休をとる。それでも、かかって孤独にこの部屋で咳き込むよりはマシ。行きたい展覧会もたくさんある。今週末くらいからなら、日時指定のチケットがあれば行ってもよいだろうか……。

・最近マジで書くことがねえなー、と放置していたが、ここ数日無意識の食いしばりがひどく、治療したばかりの銀歯のあたりが疼くので、とりとめない鬱憤がだいぶ溜まっている自覚はあった。それで、なんでもいいから箇条書きしようと書き出したらこのザマ。ふだんより文字数が多い。トピックといえるトピックはないけど、日記には十分すぎるほど「書くこと」はある。毎日この千倍は頭の中で言葉の竜巻が起きていてくるしい。しかしこれが完全に凪ぐと、それはそれで、おそろしいものである。突然世界のかたちが消失する感覚、白昼夢から抜け出せずにもがくような、あの、"ほんとうに何も書けなくなった時"の恐怖と絶望をおぼえているので、時々こうして、滝のように流れ出す粗い言葉を好きにさせることで、安堵する。ごうごうとノイズでうるさかった頭の中がすこしマシになれば、眠れる。そのスキに悲しかったことやどうしようもないことを思い出してしまってダメな日もある。全部、ただ「そういう日」。