いもいもなにいも

おいものなんでもない日

花は毎年

・シンプルに忙しい。世間一般の忙しい人々よりはよほどゆったりした生活をしているだろうが、こういうのは主観がすべて。忙しければ忙しいほど焦るが、私は焦ると巨大な凡ミスを連発して全て台無しにするタイプなので、意識して余裕のある状態を維持する必要がある。人より忙しくないということを恥じる必要などない。人より件数はこなしているらしいし(が、これも本当はよくない。空いたスペースに他で溢れた仕事がさらに詰まるだけだ)。夜かならず湯船に入るようにしてから、お湯に浸かると強制的に仕事脳がオフになって助かる。夢には見るけど。

 

・まん防解除につき、フル在宅からローテ出勤へ。ここまでいちども感染しなかったのだからこのままでいたいが、ここ数ヶ月の社内感染者数からして無理だと思う。幹部以外フル在宅で毎日何人か感染していたのに、ランダムなメンバーが週に何度か出社して増えないことってあるだろうか?私は運良く3度目のワクチン接種を終えているのでまだいいが。何百回と言ってるけど、めちゃくちゃ軽症で済んだとて、ふつうの風邪で高めの熱が出たり喉が痛くなったり咳がひどくなる…のどれかひとつだけでもふつうに最悪なのに、その上なんかいろいろ申請したり報告したりしなきゃいけない病気、絶対かかりたくないだろ。まして生理と重なったりしたらと思うとぞっとする。そうでないと回らない業界でもあるまいし……と思いながら早起きしたり、目の前の人のこのくしゃみは花粉なのかアレなのか……とヒヤヒヤしながらぎゅう詰めの電車に乗るの、嫌だなあ。

 

・そろそろ春だ、暦はともかくまだ冬だ、やっと梅が咲いた、このコートはまだ着られるか、などと数日おきにしか触れない外の空気に翻弄されているうちにソメイヨシノが一気に咲いてしまったらしい。らしいというのは、このあたりに桜が少ないからだ。いや、少ないというほど少なくはない(団地や学校や大きめの公園にはそれなりの桜が植わっていて、歩き回ってみた感じ、日曜には7分咲きくらいには咲いていた)のかもしれない。ただ生まれ育ったエリアに桜が多すぎたのだろう。探さずとも夜中の気まぐれや朝の思いつきで桜のトンネルを歩けた。引っ越してから2年経って、桜の季節は3度目なのに、今回になってそれを強く感じる。これまでは、少し離れた場所の桜でも「見たいから」だけで満足するまで一緒に見に行ってくれる誰かがいたのだなと気付き、それを含めて桜が特別好きなのかもしれないと思った。今年はまだ誰とも桜を見ていないし、今のところ見る予定もない(数日以内に月経が来やがる予定なのでドタキャンして迷惑かけたらと思うと付き合ってくれそうな友人も誘えない。体質憎し)。でも、桜は毎年咲くのだから、盛りをたっぷり見れないことに焦れることはないのだ。いけそうだったらいけばいいし、だめそうだったらまた来年。桜に限らず、花は毎年咲くだけだ。