いもいもなにいも

おいものなんでもない日

眩暈と乱視と蜃気楼

 

・なんとか猛暑の7月を乗り超えたと思ったらリフレッシュ休暇ぶち込んで作った連休突入即熱中症になりましたわの巻ですわ。

出社の日も人流というよりは暑さが嫌で7時台にデスクに到着するようにしていたし、休日も日傘ガチ勢だったので夏のスリップダメージは確実に低減されていたはずなのだが、最高気温37度の15時に10分歩いただけで終わりの扉の閂は外れ、乗り換えの階段昇降とホームに容赦なく照りつける日差しでK.O.だったっぽい。乗り換え①のあとから「貧血か?」という吐き気とめまいを認識(したが、この程度は割とよくある不調なので虚弱ゆえに異常に気付けず)、乗り換え②で手足の痺れを認識してようやくあっこれもしかして音に聞きし熱中症というやつでは?と理解した。美容院に向かっていたので途中のコンビニで塩タブレットを買って2つポリポリ食べて、持っていたお茶を飲み足して、しびれはとりあえずひいたので「熱中症なりかけたみたいなのでちょこちょこお茶飲ませてください」と申告して予定通り施術。いつも融通利かせてくれてありがとう店長さんたち…………(お昼に買ったパン食べそびれたまま行ってカラー中にパン食べた前科がある)。そして翌日約束してたのをこころよくキャンセルさせてくれた友人に大感謝…………(前科ばかり……)。

ギリギリ帰れる気はしたけど、わたしが自分に思う「ギリギリ大丈夫」はもう沼の中にいるけど顔は水から出てるから大丈夫!と同じなので無理はせんとこ、とそこから比較的近い実家にヘルプ、一日寝込ませてもらいました。なんとか帰宅して、今は熱中症の核の部分は治癒したけどおかげでぶっこわれた自律神経が大暴れしてる感じです!!!!!!連休にやりたかったことひとつもやれてない!!!!!!!でも仕事の日だともっと悲惨だっただろうからまたしても九死に一生!!!!!!!!!!ラッキー!!!!!!

実家移動後の追い頭痛と吐き気、倦怠感がまあまあすごかったので、熱中症はあとからくるってマジだな〜と思いました。いつもは同じ条件で平気とかもあんまり関係ないですね。蓄積したダメージが閾値を超えたら壊れます、人体は。リフレッシュ、間に合わなかったな〜。いや、間に合ったほうだろうか?

救急車呼んだっていまはよしんば来てくれてもうまく医療にアクセスはできないだろうし、そちら方面に余計なご迷惑をおかけする羽目にはならずによかったです。さんまんにんとかよんまんにんとかもうわけわかんないものね……。

 

・で、そのさんまんにんとかよんまんにんとか言ってるさなか週末にやる推しのFC限定1人一回当選1Fスタンディング150番台のチケットをどうするかで昼夜ヘラっているわけです。新しいライブハウスで常時換気(冬開催のライブは寒かったらしい)、足元マーキングで従来のスタンディングライブみたいにもみくちゃにならないようにするとのアナウンス、FC限定(以下略)だからお友達とかと(奇跡的に連番ならない限り)会話するファンもおそらく少なめ、なによりも、お国や自治体からNGが出てない、という条件下で、「やるんだから行ってもいい」という気持ちも強いし、いやでもさんまんにんとかよんまんにんだよ???普通の風邪でも嫌だろ???という気持ちも強い。誰もが責任をとりたくない、私も。

闇堕ちするモブってこういう思考なんだろうなと思うが、完全在宅で回る仕事のくせして今回は行動制限のお達しがないからと週2で往復2時間弱満員電車にのせといて、休日に「対策は万全です」というふれこみの、奇跡的に自宅からめちゃ近会場(最悪歩ける距離)のライブに行ったわたしを会社が責められようか、と思ってしまう。たぶん責められたりはせんのだけど。ていうかここで我慢したところでそのうち買い出しやら通勤で絶対もらうだろ。

自分のなかで「合理的」とされる答えが考えるたびにぶれてしんどい。でも今回はたぶんビビりながら行くんだと思う。それくらいにいい番号なのだ……。まだ残る自律神経由来の体調不良が回復しきらなければ、それはそれとして手放すしかないが(猛暑のフル換気もふつうにこわい)。

前回はもっともっと感染者数が少ないときに諦めたんだよなとか、社会に一貫性がないのに自分のぶれをあんまり責めて自壊してはいけないんだろう。誰も正解がわからない。わかっていたらこうなっていないのか、わかっていてもこうなったのか、それすらまだわからないのだ。

(翌朝追記: また「陽性だけど行く」とかいう大馬鹿が現れたようだし公式もマジでうんともすんとも言わないままライブ直前特番!みたいなwebラジオ更新されて引いちゃったのでリセールしました。悩み続けてるのが体調に影響は絶対しているし……。決断は朝するのがよい。10月東京公演のときに状況マシになってたら、その時に豪運ガン積みしてリセール狙いがんばります。)

 

・もっとハッピーなこと書こう。新しい眼鏡を!ひとに!買ってもらった!!誕プレに!!!

軽い気持ちで強請ったそのときはマジでゾフとかの数千円でパパッと作れるやつを想定していたんだけれど(まずいい年してひとに眼鏡を強請るのが姫プすぎる)、いい眼鏡を試着したら……とてもよくて………いいよと言ってくれる懐の広さに甘えた…………。

これまで、眼鏡かけてる自分の顔が嫌いだった(まわりは似合うよと言ってくれるが、良し悪しはともかくけっこう印象が変わるという点はみな同意してくれる)。だからつけたり外したりしまくってなくしたりこわしたりの常習犯だった。比較的まともにサバイブした眼鏡もレンズ抜けたり鼻当てから折れたりした(普通の壊れ方なのか?)。今回はそういうことのないようにしたい。大事に大事にする。はじめて(あっ、似合うかも)と思えた眼鏡なので。

あらゆる趣味が目を使うし、仕事もデュアルモニタで文字を注視しまくる時間が大半のため、視力の低下も想像以上でした。ちゃんとしたとこのちゃんとした検査すごい。見たことない機械とか出てきた。とにかく近視と乱視がえげつないのでレンズ代もえらいことになってしまい、あわててすすめられるオプションをぜんぶお断りしてもえらいことのままであった。高い眼鏡ってすごい。プレゼントしてくれた人には別件で還元していこうと思います。とても大事にします。

今まで眼鏡もコンタクトも使用したうえで0.5とか0.3とかいうバカ視力で生活していたので、急に1.0とか見えて世界がすごい。PS2からPS4くらい違う。あと、すごい検査でわかったのですが、私の乱視は水平方向の認識がヤバいタイプで、それでどうなるかというと、""段差とかが認識しにくい""らしいです。すべての謎が解けちまったな。

会計時に私ではなく同行者がお支払いをしてくれていたのと、カルテに記入した私の生年月日を見て、「お誕生日プレゼントですか?」ときいてくれた店員さんに「あっはいそうです、ありがたいことに…」とこたえると、「いいプレゼントですね」とにこにこ言ってくれたのよかったな。「すごいですね」とか「幸せですね」とかそういうのでなく、大袈裟でもなく、淡々と「いいプレゼント」と言ってくれて嬉しかった。