いもいもなにいも

おいものなんでもない日

すべての糸車を燃やせ

・心がぐつぐつしている。ホルモンバランスのせいで火加減が効かない。なんでもかんでも放り込んでどろどろの液体にしてしまえるといいのだが、この大鍋は魔女の大鍋なので、毒しか出来上がらない。きっとみどりいろをしている。透き通るような。

 

・テート美術館展のチケットがいちまい余っています。余っているというか、もともと友人と予定していた日に私が体調崩していっかい流れ、そのあと友人の都合が悪くなってしまった。そう、私のせいなのである……。入ってから別行動でぜんぜんいいので、私の本名を知る人(なぜなら、デジタルチケットに購入者名が出るから…)で、もし興味あるひといたら今週末くらいまでに声かけてください。いなきゃ私が2回行くだけ。このからだでそれが可能かは知らん。

今日誰かに読んでほしいのはここだけです。あとはぜーんぶ鍋から掬って捨てた灰汁。

 

・あっちの荷物が溢れてるからそっちのカゴにいれてくれない?余裕ありそうだし……みたいなのを、はあ、まあ、そんなにいうなら、と受け入れては「あっち」のひとが私より早く上がっていくのをあとでログで知る、みたいな日々が続いている。そういうのが繰り返されてすぐ当たり前にされるのがほとほといやで私がここへ転職してきたのを、知っているひとはもうここにはいない。あっちの部署へそっちの支部へ、はたまた産休からの育休で、もしくはとうとう退職で。こうやって心地のいい場所もひずんでゆく。息継ぎが間に合うか、わたしにもわからない。

 

・どちらかというと、消えないストレスを仕事のありふれた不満にのせて大げさに八つ当たりしている。たいしたことないのだ、そんなこと。これまでずっとやってきた。どこでだってそうやって。ぴしゃりと言ってやることだって簡単だ。その時に、勝手に「裏切られた」みたいな顔をされるのがかったるいだけだ。

 

・日曜、斧をしこたま投げてきた。楽しかった。一夜明けて、下腹部と尻にものすごい筋肉痛が来ている。あとは平気なのも不思議だが。わたしはかなりノーコンだということがわかったので、武器として手斧を割り当てられた時は投げずにひたすら振り下ろす方向で検討しようと思った。その方が仕留められそうだ。タマを。手裏剣も投げたけど、斧よりノーコンだった。

 

・毎晩新鮮にわきあがる過去に傷付いては無駄に苦しんでいる。自分でかめのふたをあけて毒をあおっているくせに、いつまでもめそめそと阿呆らしい。私がどれだけ醜く苦しんで刻まれて打ち捨てられていたところで、彼らには何ひとつ関係がないのに。どんなに呪っても、幸せを願うそぶりをみせても、穴があくのはこの胸だけなのに。気が狂うのが先か、嘆くのに飽きて嘘みたいに飛び立つのが先か、さあどちら。

笑っているさ、ずっと。お望みどおりかは、知らないけれど。